ホームALLBOOKS「本は読むものではない…汚すの!」 人生を変える「最強の本の読み方」

「本は読むものではない…汚すの!」 人生を変える「最強の本の読み方」

By | 2017-08-24T16:14:39+00:00 2017-08-05|

本は目的をもって読む

  • 1冊の本で有用な情報は約1割
  • 本を読む目的を明確にする
  • 本は書き込みながら読む

今日は人生を変える読書法、第2弾である読み方についてお届けします。

本当に目的をもって本を読んだ場合、1冊のなかで、必要なことが載っている割合は、全体の何%だと思いますか? じつはたった7%〜11%といわれています。
つまり、いい読書とは、1冊まるごとを丁寧に読むことではなく、自分が必要とする10分の1の情報を、いかに的確に見つけて読むかということなのです。これは、メンタリストのDaiGo氏の言葉です。

目的をもって本を読むときには、「1ページ目からどうやってしっかりと理解しよう」と考えるのではなく、「最初に自分がこの本で何を得たいか」という目的をまず明確にしましょう。
そのあと目次にざっと目を通し、そのなかで必要なところを読みます。読むときには、かならずペンをもちます。
そして必要なページを折ったり、書き込んだり、線を引いたりしながら、読み進めていきます。
こうして1冊読むと、本にはいろいろ書き込みをしてある状態になります。

一流の人がやっている「地球の歩き方式読み方」

  • 本を読む前にレビューをチェックする
  • ソーシャルリーディングを活用する
  • ビジネス書と小説は読み方が異なる

ページ数が多くて厚い本の場合は、いきなり熟読しようとするのは大変です。たとえば、ベストセラーになった『ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉』リンダ・グラットン(プレジデント社)という本があります。
かなり厚めの本で、丁寧に読もうとすると、2~3日では足りません。そんなときにはどうするか。隙間時間に、YouTubeで「ワークシフト レビュー」というキーワードを検索して動画を探すのです。

ベストセラーになった本は、だいたいYouTubeに数本レビューがアップされているため、再生回数が多いものから再生していきます。
そうすると、本を1ページも開いていなくても、隙間時間で、
「この本の、とくに◯◯の部分が重要でした」
「この部分がすごくよかったよ」
というほかの人のレビューを、音声で聞くことができます。

「なるほど。こういうことが書かれていて、しかも何名かが共通することを言っている、この部分がとくに重要なんだ」と把握してから本を読むとどうなるでしょうか。
全体のなかでも、重要そうなところやキーワードが頭に残った状態で目次を見るので、「ここがみんなが共通して言っていたところだ」という箇所がすぐ目にとまり、より効率的に読書することができるのです。

まさしく「地球の歩き方式読み方」です。
この本の読み方は、地図やガイドブックを読んでから実際の土地に行くという感覚に近いものがあります。
旅は観光地を訪れることだけがすべてではありませんが、ポイントを押さえて行くのとそうでないのとでは、やはり楽しめる度合いがずいぶん違ってきます。

実際に自分で本を読み進めていったとき、事前にレビューで聞いていたこととは違った感覚が生まれることもあるかもしれません。
ただ、厚い本を「よし読むぞ」と、1ページ目から順にめくっていくには気合が必要です。事前にリサーチして、「こういう本なのか」「このあたりが重要なのか」と概要とポイントをつかんでから読むようにしたほうが、抵抗感なくスムーズに読むことができます。
ソーシャルリーディングですね。

いまはKindleなどで読むと、みんなが線を引いたところもわかります。
小説の場合には、先に結末を知ってしまうと、味気なくなりますが、ビジネス書は、基本的に目的があって読むものです。
そこからビジネスや人生に生かすために読むので、すでに本を読んだ人たちが、どこをポイントだと感じているかを念頭に入れて読むのは合理的です。
キレイにまとめてくれているようなレビューもたくさんあるので、チェックしてみましょう。

忙しいなかで、複数のほかの本からも大切なポイントを吸収したいときには、この方法がとても有効です。

本は汚しながら読む

  • 中古で本を売ることは考えない
  • 本から導き出す価値を最大化する
  • 本を汚すのが著者への尊敬の証

本を買うお金がもったいないと思うことはありませんか?
図書館で借りて読むので十分だと思うこともあるのではないでしょうか。
本を購入するたびに、中古で本を売る人もいます。そういう人の場合、本を汚さないように、線を引くことも、ページを折ることもせず、読んだ跡がつかないようにすることが多いようです。

それもひとつの方法ですが、印をつけたり、書き込みもできないまま本を読み終えてしまうのは、じつは非常に残念なことです。
たとえば、1500円の本を買って、その本が1000円で売れたとしたら、500円で読めたということになります。しかし、1500円で買った本を10万円以上の価値がある読み方をすれば、そもそも1500円以上の価値があるということになります。

本はキレイに読んでしまってはもったいないものです。
いろいろな読み方があるのは当然ですが、読み手がいかにたくさん汚したかが、著者に対しての愛情と尊敬の念の表現になります。

また、前回の話につながりますが、本を読むときには、今日話したいと思う相手をこちらが指名して著者を選び、書かれてある内容と、それを読んだ自分の感じたことを、対話させながら読んでいきましょう。

つまりその人が書いた内容に、自分がいろいろなコメントをつけるのです。
すると、読んだ本は、あなたと著者の共同作品になっています。
そのくらいの意識で本を読んでいると、実になる読書ができます。

「情報格差」とは情報を探す「能力」の差

  • 地理的な違いによる情報の格差はない
  • 情報格差は情報検索能力の差に起因する
  • 本は魂の栄養。見極めること

あなたは電子書籍を利用していますか?
実際の本とKindleなどのオンラインの本を、どのように使い分けしているでしょうか?

おすすめしたいのは、たとえば本を注文すると3週間以上かかったりするような洋書などをKindleで購入することです。安くスピーディに手に入れたいときには、オンラインを利用するといいでしょう。
リアルタイムで世界の情報を仕入れたいときには、Kindleはおすすめです。

もし英語に抵抗がなければ、ニューヨーク・タイムズを購読するのもいいですね。スマートフォンのデジタル版はとても便利です。

現在は、田舎に住んでいても、海外に住んでいても、世界の情報を遅れることなく手に入れることができます。
オンライン上でハーバードの授業を聞くこともできますね。

それにも関わらず、情報格差や二極化が進んでいるのはなぜでしょうか。
これは情報を入手する側の問題です。
じつは、情報の格差とは、手に入れられる情報自体に差があるということではなく、一人ひとりの人が情報を手に入れる「能力」の格差のことです。
田舎に住んでいても、スマートフォンがあればインターネットの接続は誰でもできますし、TEDのプレゼンテーションを読んだり、聞いたりすることもできます。
昔と比べると、情報は無限にあって、ほぼ公開されている状態です。
公開されている情報だけで、生活することもできます。むしろ、情報量は余るくらいあるでしょう。

新聞やテレビしかない時代だったら、そのほかの雑誌を買うお金があるかどうかで、デジタルデバイド、インフォメーションデバイド、といわれる情報の格差が生まれますが、いまはそういう時代ではありません。
ただ、情報の格差はなくても、情報を探す能力がなければ情報がないのと同じことです。

また、当たり前ですが、本を買うためにはお金がかかります。
そのお金がなければ、結果的に、お金がある人は本を買えて、お金がない人は本が買えない。その本に書かれた情報を、お金がある人は持っているけれど、お金がない人は持っていない。ここで情報格差が生まれます。

ただ、いまはDaiGo氏の『自分を操る超集中力』(かんき出版)など、本を買わなくてもインターネットで「DaiGo 超集中力 レビュー」と検索すれば無数に情報が出てきます。
本を丁寧に読むより、そのレビューを読んだほうが、よほどポイントがつかむことができます。つまり、基本的に情報の格差はないのです。

前回の話と重なりますが、本は食べ物と同じです。
食べ物は肉体に栄養を与えます。本は精神と魂に栄養を与え、読書は魂の肥やしです。
食べ物をしっかり栄養にしていくためには、ふたつのポイントがあります。ひとつはおいしくて、健康にいい食べ物を選ぶということ。
もうひとつは、それを自分自身がきちんと噛んで食べるということ。きちんと噛まなければ、健康にいいものでも栄養になりませんね。

いかに情報を咀嚼するか、自分のなかにどのようにその情報を取り入れるかが重要だということです。
どれだけ咀嚼できるかどうかは、自分のやる気次第です。情報を選ぶ格差、その情報を吸収したりする格差は生じています。

パフォーマンスを格段にあげる「1時間3回読み」

  • 1冊を1時間で読み終える
  • 読書にかけた時間と効果は比例しない
  • 詳細な内容より全体の構造をつかむ読書を

ここで、もうひとつの本の読み方をご紹介します。
これは、1時間のうちに3回目を通して1冊を読み切るという方法です。
時間を10分、20分、30分に分けて、最初の10分は目次とまえがきとあとがきを読みます。ここでは、その本の全体の構造をざっと把握します。
次に20分で、パラパラ見ながらチェックだけ入れていきます。太文字の強調箇所や、図表を見るといいでしょう。
そして最後の30分では、「汚す」という感覚で、著者との共同作品になるくらい、どんどん気づきやポイントを書き込んでいきます。
このペースで、1冊を1時間で読み終えます。

読むのにかかった時間=読書の時間ではありません。「この本には自分の時間を1時間だけ与えるぞ」という気持ちで時間を配分するのです。
この読み方をすると、その本から、重要なポイントをスピーディに吸収できるようになります。書かれていることがしっかり記憶に定着するので、アウトプットしたいときや、パフォーマンスをあげたいときにも有効です。
この1時間3回読みは、一度挑戦してみるといいかもしれません。

多くの人は、2週間かけて1冊を深く読んでも、そのさらに2週間後に、その本に何が書かれてあったのか、ほとんど覚えていません。
細い内容を少し覚えているくらいで、全体の構造を理解していないのです。でも、「1時間で3回読んでください。その1時間後に面接をして、その本のポイントを言えないとあなたは面接に落ちます」と言われたら、必死で、深く読むはずです。

ビジネス書を読むときは、明確な目的があって読むので、1時間で最大で最高の効果を出すというピークパフォーマンス的な読書法を心がけるようにしましょう。成果を実感できますよ。

最初の10分間で、読み進めるか判断する

  • 読み出したからといって読みきる必要はない
  • サンクコストではなく、機会費用思考で
  • 本の購入費用より、時間の価値を優先する

たくさんの本が出回っていると、どれを読んだほうがいいか、迷うこともあるのではないでしょうか。そんなときには、10分で読み続けるかを判断するのがおすすめです。

最初の10分間読んでみて、「これは読むに値しない」と思えば、最後まで読み切る必要はありません。
第1回目のときに、サンクコストと機会費用の話をしました。
サンクコストは使ってしまった費用、機会費用は失われてしまった価値のことです。
読書するときには、機会費用方式で、10分読んでみて、読み続けるに値しないと思ったら、読むのをやめたほうがいいでしょう。その間にほかの大切な本を読むこともできるからです。

「買ってしまったから、もったいない」と思ってすべてに目を通そうとすると、貴重な人生の時間を無駄にすることになってしまいます。

一流の人は、自身の本を書くことを意識して、本を読む

  • アウトプットを意識した読書をする
  • 自分の中にある光を見つけ出す
  • 処女作の目次を具体的にイメージしてみる

こんなふうに、読書を重ねていく習慣をもったうえで、もしあなたが「読みたいのに、まだ世の中に書かれていないな」と思う本のテーマがあったとしたら…。そのときは、あなた自身が作家になるチャンスです。

自分が読書から影響を受ける側ではなく、自分が読書の源となる本を世の中に送り出して、没後もその本を読んで誰かが勇気をもらったり、知識を手に入れたりすることを考えてみてください。とても素敵なことだと思いませんか?

自分の本を世に出すということをリアルに想像できている人は、あまりないかもしれません。
でも、じつは、すべての人のなかに光があります。
その光に自分自身で気づいていない人がたくさんいるのですが、光を自分自身で認め、見つけてその光を誰かに照らしていく力を、誰もがもっているはずです。

自分自身が本を書くとしたら、どんなタイトルで、どんな目次で、どんな内容の本を書くのかを考えて、毎日繰り返し、繰り返し振り返っていれば、本を出すことや作家になることが、現実化しやすくなります。

時間は有限。読みたい本は、いますぐに読む

  • 本は生きている間にしか読めない
  • 読書を先送りしない
  • 本は著者の魂の結晶である

私が好きなアメリカの社会学者に、エリックホッファーという人がいます。彼はもう亡くなっていますが、生まれてから死ぬまで季節労働者として、建設現場などで働いていて、最後までそれを貫きました。同時に、素敵な本をたくさん出版しています。

彼の自叙伝に、『Truth Imagined』(構想された真実)という本があります。彼が5歳のとき、母親が自分を抱えて家の階段から落ちてしまいました。母親は亡くなり、彼はそこで失明してしまいます。
でも、3年後に視力が回復し、目が見えるようになりました。そのときに彼が思ったのは、「また本が読めるようになっても、いつまた再発して、失明するかわからない。それなら、再発するまでに世の中にある本を全部読みたい」ということでした。そして、貪るように本を読んだといいます。

私たちの人生にはいずれ終わりがきます。自分が読んだものが、自分の魂の肥やし、精神の肥やしになるのだとしたら、彼のように「読みたいものはいますぐ読まなきゃ」という気持ちで本に触れたいですね。

読んだ本は、かならずあなたの人生を変え、人生を豊かにしてくれます。それはどんな本でも間違いなくそうです。
読書すればするほど、人生は、より豊かになっていきます。

まず、今日本屋さんに行ってみましょう。
「あれだけ美しいいろいろな人の思いや言葉、写真など詰まっているものがこんなにあるのか」と感動するはずです。
本に書かれている文字は、著者の魂の結晶です。そんな視点をもって読むと、本から熱量を感じられます。

本とは、本の向こうにこの本を書いた生身の人間がいて、その人の考えや思想、視点、言葉というものが詰まっているものなのです。
しかもそれを受け取るだけではなく、共作を作る、対話をするつもりで読んでいくと、いままでの読書とは概念が変わるかもしれませんね。
ぜひ、著者と対話しながら本を読んでみてください。

今日は、「人生を変える本の読み方」をテーマにお届けしました。

アクションプラン

  • 気になる本を1冊あげて、ウェブレビューをチェックしてみよう
  • 「1時間3回読み」を試してみよう
  • あなたの処女作の目次を作ってみよう