ホームALLWORKSHIFT今日で「集中力が続かない…」から卒業! じつは誰でも身につけられる一流の集中力!

今日で「集中力が続かない…」から卒業! じつは誰でも身につけられる一流の集中力!

By | 2017-08-24T16:14:05+00:00 2017-08-10|

成功するビジネスマンには欠かせない「集中力」

  • 圧倒的な成果を生み出す人に集中力が低い人はいない
  • 人間にとって、集中は自然な状態ではない
  • 意識的に高い集中力を発揮するコツを身につける必要がある

今日のテーマは「集中力の高め方」についてです。
これは、いつの時代もビジネスマンにとって気になるテーマです。

圧倒的な成果を生み出す人で、集中力が低い人はいません。
中途半端な成果しか生み出せない人で、集中力が高い人もいません。

誰もが「集中しなければ」と思っていますが、自分の思う通り、自由自在に発揮できる人はそうはいません。

ビジネスパーソンとしての成功において、強力な武器になるテーマですが、正しい理解を持っている人もあまりいないのではないでしょうか。

まず、集中力の基本の性質について考えてみましょう。

じつは人間にとって、集中は、自然な状態ではありません。
人間の神経は、普段は自分を取り巻く360度、いろいろなところに興味があって、良くも悪くも散漫な状態になっています。それはある意味、思わぬ危機から身を守る、生存のための本能でもあります。
このようにいろいろなところに行きたいと思っている素直で無邪気な神経細胞を一箇所に集め、同じ方向に向けさせようとするのは、強引なやり方とも言えましょう。集中すると疲れるというのは、意識を自然体の状態からはかけ離れた緊張状態にもっていかなくてはいけないためです。

そういう意味で、集中するということは、人工的で、男性的であり、ときに暴力的であると言えます。

とはいえ、集中力を発揮したいときに、自由自在に集中できるようになると、高いパフォーマンスを発揮するのも事実ですから、高い集中力を発揮するためのコツを身につけることは、ビジネスパーソンとしての成功においては欠かせないものです。

成果=集中力の深さ×時間の長さ

  • パフォーマンスを高めるには、時間をかけるか、集中力を発揮するかのどちらか
  • 時間と同じで、集中力は有限で希少資源
  • 結果を出すには「ここぞ」というタイミングで高い集中力を発揮すること

パフォーマンスとは、ある活動が生み出す価値であり、成果でもあります。

パフォーマンスは、2つの変数の掛け算で決まります。ひとつは、その活動にかけた時間の長さ。もうひとつは、その活動の時間に発揮した集中力の深さ。両者の掛け算の面積が、パフォーマンスになります。

つまり、パフォーマンス=時間の長さ×集中力の深さ。

同じ集中力であれば、時間をかけるほど、成果は高くなります。

同じ時間であれば、集中力が高いほど、成果も高くなります。

つまり、パフォーマンスを高めるには、もっと時間をかけるか、もっと集中力を発揮するか、いずれか2つの方法しかありません。

1日24時間のように、人間に与えられた時間は、平等であるわけですから、他者と差別化するとしたら、集中力を発揮することがとても有効です。

ただし、みなさんも経験があるかと思いますが、長時間にわたって集中力を持続させることは、なかなか難しい。

なぜなら、時間同様、じつは集中力も有限で希少資源だからです。

したがって、むやみやたらと浪費せず、「ここぞ」というタイミングで高い集中力を発揮すること、すなわち、集中力の最適配分を心がけることが大切です。

集中力を高めるには、まずノイズや雑念をシャットアウトすること

  • 視覚的なノイズが気になる人は、余計なパンフレットや雑誌等が目に入らないようにする
  • 聴覚的なノイズが気になる人は、好きな音楽を聴いたり、作業する場所を移動する
  • 一流の人は、集中力を高める環境を、自分でデザインしている

集中力を乱す原因には、外部環境的な要因と内部的な要因があります。

外部環境的な要因であれば、視覚的、聴覚的なノイズを減らしていくことで、集中力を高めるための環境をつくることができます。

たとえば、視覚的なノイズが気になる人なら、ホテルの部屋のテーブルにある様々なパンフレットなどを目に入らないところにしまったり、飛行機に乗ったときに、座席前にある雑誌等を上の収納棚にしまったりして、視覚的なノイズを消すようにするといいでしょう。
聴覚的なノイズが気になる人は、自分が好きな音楽を聴くなり、それでも音が気になるなら、作業する場所を移動することです。

このように、集中力を高めるための環境を、自分のなかでデザインする意思をもつことが大切です。

夢中になれることを仕事にするのが一番理想的

  • 作業を始める前に、アウトプットのイメージを明確に設定する
  • 仕事を取り組んだ先に味わえる喜びや感動をイメージする
  • お金を払ってでもやりたい、と思えることに取り組んだとき、パフォーマンスは、劇的に上がる

集中力を乱すもうひとつの原因は、内部的な要因です。どうすれば集中力を高められるか、について、我々ができることについて考えてみましょう。

第一に、作業を始める前に「アウトプットのイメージを明確に設定する」ことです。これは焦点を明確にする、ということでもあります。たとえば、大砲でいえば、むやみに打つのではなく、ターゲットに照準を合わせて、そこに集中投下させることで、敵に打撃を与える可能性を高められます。このように、なんとなく頑張るのではなく、頑張るポイントをおさえて、その一点に全神経を集中させることで、’突破’が可能になります。

第二に、「感情移入する」ことです。機械的な作業ではなく、その作業の先にある景色がもたらす喜びや感動などをイメージすると、作業が苦にならず、がむしゃらに頑張ることができます。

理想的な状態は、「集中が存在しない世界」に入っていくことです。
集中力は意識の産物ですが、その意識的な努力が不要な領域に、無我夢中の領域があります。無我夢中の領域は、集中することを意識することが必要なく、気づいたら完全集中状態に入ります。意識的な努力が不要ですから、どんなに集中しても疲れることがなくなります。

そこでは、時間の感覚のみならず、自我の感覚もなくなった、「フロー(Flow)状態」が続くことになります。
宿題には30分も集中できない子どもが、ゲームでは10時間やっても疲れなかったり、家事にはあまり関心のない主婦が韓流ドラマを10話連続で観たりしますね。それは、集中を超えた夢中の状態に入った証拠です。

仕事においても、自分が本当に心からやりたくて仕方がないことがあるとすると、そこには集中力を発揮するための意識的な努力は不要になります。気づいたら集中していますから。

これを心理学では、自己目的的性(Autotelic)の状態と呼びますが、それは作業をすること自体が目的で、すること自体が楽しくて仕方がない、状態を指します。

これをすることで、給料がもらえる、評価される、昇進する…といった、外部的な要素にモチベーションを求めずに、自分が純粋に楽しくて、好きで、やりたくて仕方がない状態。逆にいえば、自分がお金を払ってでもやりたい、と思えるようなことをしたとき、人は集中を超えた夢中の状態に突入することができます。
その結果として発揮されるパフォーマンスは、劇的に上がり続けます。

得意+必要とされていることで仕事を選ぶことの落とし穴

  • 仕事を選ぶ時点で夢中になれることを見つけられているのがベスト
  • ほとんどの人が、「求められているから(必要)」「昔から慣れていてできるから(得意)」という基準で仕事を選んでしまう
  • 本当に好きなことを仕事にすれば、結果的にパフォーマンスが上がる

そもそも集中しなくてはいけない時点で、負けているのかもしれません。
人生で何をするか、仕事を選ぶ時点で、夢中になれるような対象を見つけることができたら、あとはオートパイロットシステム(自動操縦)のように自動的に飛行を続けることができるようになります。つまり、自分が夢中になれることを仕事にできたら一番いいということです。

しかし、今までの社会では、通常仕事を選ぶとき、自分が好きだからという基準よりも、自分が得意としているから、または、自分が必要とされているから、という基準を優先する人が多いと思います。

特に日本人には、自分が好きだからその仕事を選んだという自負を持っている人は、それほど多くないのではないでしょうか。
必要、得意、好きの3つがあるとしたら、ほとんどの人が、「求められているから(必要)」「昔から慣れていてできるから(得意)」という基準で仕事を選んでしまうのです。
自分の好きと一致しない仕事を選んでいては、夢中になるのはなかなか難しくなります。
しかし、いまは先に自分の好きを追求して、その好きがのちに仕事になっていく、そういった働き方、生き方ができる時代になっています。

もう一度自分の天職を考えるとき、自分が心から好きなことは何なのか、夢中になれるものは何なのか、お金を払ってでもしたいと思えることは何なのか、ということをよく考えてみましょう。

そこから絞り出されたものに取り組んだとしたら、短期的には成果が出なくても、夢中の状態が続くことで、中長期的にはパフォーマンスが上がるはずです。

苦手なことは、細かく時間を区切って集中する

  • 好きな仕事だとしても、手がとまってしまうことは誰にでもある
  • その仕事の先に待っている、理想的な未来をイメージして取りかかる
  • 15分単位ぐらいで、作業する時間を区切る

好きなことを仕事にしたとしても、すべての仕事を夢中状態で行える人はそういないはずです。
たとえば、人前に登壇して話をするときは、何時間話しても、疲れることなく、時間もあっという間に過ぎる人がいるとします。しかし、発表のための情報を収集して、発表資料を作ったり、告知のための文章を書く、といった作業になると、手がとまってしまったりする。こういったことがあるのではないでしょうか。

こんな場合にはどうすればいいのでしょうか。
まず、「文章を書く」という目的ではなく、その先に「自分の好きな仕事がさらに加速する」「仕事がやりやすくなる」「その仕事で救われる相手がいる」という、文章を書いた先に待っている理想的な未来をイメージしましょう。
そうすることで、集中状態はより作りやすくなります。

ほかに意識的な集中状態の作り方としておすすめなのは、「細かく時間を区切る」ことです。
たとえば、文章を書く場合、まず下書きをざっと15分で書きます。携帯のメモ帳などに書いておき、その次の15分で文章を付け足し、最終的に1時間以内に完成させる、というように細かく時間を区切ります。

そうすると、「今日中に文章を仕上げよう」というのではなく、1時間後には文章が完成していることになるので、断然、集中力が発揮しやすくなります。

午前と午後に分けて、1日2回、完全集中状態をつくる

  • 一度中断すると、集中力が戻るには20分かかる
  • どんなに環境を整えても、本当に集中できるのは、最長でも3時間
  • 1日で取りかかることを1〜2決めて、午前と午後に分ければ、完全集中状態で取り組める

一度邪魔されたり、中断されたりすると、集中力が戻るのに20分はかかると言われます。気が散りやすいなら、基本的にひとつの作業をしているときは、周辺のものをいったんすべてオフにするといいでしょう。
Facebookなどは、常に通知がきてしまうのでログアウトして、携帯もサイレントにするぐらい徹底するのもいいですね。
何に気が散りやすいのか、自分の心身の反応の特徴も知ったうえで、集中する環境を整えることです。

ただ、どんなに集中できる環境を整えても、本当に集中できるのは、最長でも3時間ほどです。
ですから、1日のうちに絶対に取りかかることを1つか2つ決めて、午前と午後に分けて行えば、1日に2つは完全集中状態で、それをやり終えることができます。

また、気持ちが大きく乗らないときには、いまは「自分の土台を作る時間なのだ」と、割りきって休む。そして、成果が出るような仕事以外は基本的にはしないということも考えられます。もしあなたが、自由に仕事ができる環境にあるなら、こんな方法も選択肢のひとつとして参考にしてみてください。

ヘミングウェイ方式で集中力をアップさせる

  • ひとつの目標に対して、2つのゴールを設定するのがヘミングウェイ方式
  • 2つの目標のうち、どちらをクリアしたとしてもOKにする
  • どちらかひとつでもできたと思えたら、脳は「できた!」と判断し、自信も生まれる

意識的に集中力をつくる方法に、ヘミングウェイ方式というのがあります。

この方式では、ひとつの目標に対して、2つのゴールを設定する、作家のヘミングウェイが実践していたとされるものです。

例えば、ブログ記事を書くというとき、1本の記事をアップすることを目標設定すると、それができなかったとき、「できなかった」というネガティブな気持ちだけを感じることになります。

一方、ヘミングウェイ方式では、この1時間はブログを書く作業に集中するという目標と、1記事アップするという2つの目標を作り、どちらをクリアしたとしてもOKにします。
つまり、2つを「&」ではなく、「or」にすることで、両方あるうちのひとつをクリアするだけでも、目標達成したことになるのです。

作家のヘミングウェイでさえ、思うように筆が進まない日があるということ。そう思えば、やろうとしたことが思うように進まないことは当然あり得ることです。
そうはいっても、会社で結果を出さなくてはいけない人たちが「今日は思うように進まない」と言っても通用しないのが現実ですね。

ですから、自分のなかで何か目標を設定し、時間と成果のクリアを、状況に応じて選べるようにしておくといいかもしれません。

脳は、小さなことでも、できたか、できなかったか、でしか判断しないため、2つのうちのどちらかひとつでもできたと思えたら、自分自身に「目標達成できている」というポジティブなフィードバックが与えられ、自己信頼も高まります。

仕事や時間を分解して積み重ねることで、パフォーマンスは格段にアップする

  • 詩人のゲーテも、大きな目標を分解して取り組むことの大切を説いている
  • 仕事も時間も細かく分解してみる
  • アメリカで普及している、48分集中して12分休む、『The Power of 48 Minutes』という考え方

達成感を味わうことで、成功体験を積み重ねていくのはとても重要なことです。
大きな仕事も同じです。詩人のゲーテも、分解をすることの大切さを説いています。いきなり大作を書くのではなく、小さな作品を数多くこなしていくなかで、最終的に大作が出来上がってくる。
野球のイチロー選手もそうです。平凡な練習でも、毎日集中力を持って積み重ねていった先にしか、想像もつかないような果てしない結果には到達できない、と語っています。

仕事を分解するに加え、時間も分解してみるといいでしょう。
アメリカでは、『The Power of 48 Minutes』という考え方があって、48分のパワー、つまり1時間を48分と12分に分解するというものです。48分は集中して、12分は休む、これをタイマー設定して行います。

50:10でもいいかもしれません。100分集中したら20分休んで、150分集中したら30分休んで…という、5:1くらいの感覚で集中とリラックスのバランスを保ったほうが、最終的なパフォーマンスは高くなるのです。

最終的には、「集中が存在しない世界」を目指そう

  • 集中すること自体を目的としない
  • 理想は、ワークとライフの境界線や、趣味と仕事の境界線が、消えている状態
  • 「自己実現」と、「他者や社会への貢献」が組み合わさったときに、仕事は一番理想的な形になる

このように、集中力を発揮するためのノウハウは、世の中にたくさんあります。
ただ、集中すること自体を目的とせず、集中力を発揮した先にある、他者への貢献や、自己の成長や、人生の喜びといった、ワクワクするビジョンを持った上で、集中力のノウハウを使いこなす人生にできるといいですね。

理想は、集中が存在しない夢中の世界に身を置いて、ワークとライフの境界線や、趣味と仕事の境界線が、消えている状態です。
自分が心からしたいと思うことを行い、まわりの人たちもしあわせになっていく、「自己実現」と、「他者や社会への貢献」が組み合わさったときに、仕事は一番理想的な形になるのです。

ぜひ、そこを目指したいですね。
ということで、今日のテーマは、集中力の高め方でした。

アクションプラン

  • あなたが本当に好きなことを洗い出してみよう
  • ノイズをシャットアウトして、集中力を発揮できる環境を整えてみよう
  • 今日の仕事のなかで、48分集中して12分休むことを取り入れてみよう